訪日インバウンドスタッフが活躍する主なシーンを紹介します。あなたはどのミッションで、訪日ゲストをサポートしますか？
来日や列車の乗り換え時などに、必要とされるのが、お出迎え業務です。慣れない異国の地で、出迎えステッカーを持った方が待っていてくれたら、ありがたいものです。到着便に合わせて、宿泊先までの移動や、駅での乗り換え、交通機関遅延や荷物のトラブル時のケアなどで、ゲストの国内移動をサポートする、まさに”一期一会”のサービスです。短時間で働けるので、インバウンドの世界のきっかけに始める方も多いです。短いながらも、あなたの立ち居振る舞いが日本を印象づける、重要な役割を担います。
空港での出迎え、バスや列車への乗せ込み、観光地での入場手続きや案内、食事やショッピング、ホテルでのサポートなど、外国人観光客にとって、慣れない日本での旅行を快適に楽しむためのサポート業務です。訪日外国人向けのツアーコンダクターだと考えればわかりやすいでしょう。国内・海外添乗との兼業や、通訳案内士の資格取得を目標にしながら、このお仕事をがんばっている方もいます。リーダーシップとホスピタリティマインドが求められ、外国人ゲストを日本のファンにすることがミッションです。
2019ラグビーW杯や2020東京オリンピック・パラリンピックのようなメガスポーツイベントに関連して、日本各地で多くの国際スポーツ大会や事前合宿等が行われます。選手団や観戦客を始め、大会役員や審判団、スポンサー、メディア、視察団、応援団など、各国から多くの団体が来日し、その輸送、接遇、大会運営まで幅広い分野で、フットワークがよく、語学力やホスピタリティに溢れる人材が多く求められます。そして、なんと言っても、スポーツを通じての国際交流に貢献できることが大きな魅力です。
MICE（マイス）とは、会議（Meeting）、報奨・研修旅行（Incentive Travel）、国際会議（Convention）、展示会・見本市、イベント（Exhibition/Event）の頭文字からとった造語で、多くの集客交流が見込まれるビジネスイベントなどの総称です。中でも、国際会議でのリエゾン（Liaison）は、高い語学力と接遇、行程管理等の能力が求められる、特定のゲスト付エスコートとして、事務局とゲストとの連絡係を担います。国際会議の運営が成功する為にはリエゾンの活躍が不可欠です。
どんなツアーや会議、イベントでも、事前の準備をする人が必要で、その準備業務を経たスタッフが現場に入ると、それはうまく回ります。その準備での中心となる業務スキルが“コレポン”。英語のCorrespondence（通信、文通）の略語で、主に外国語を使ってのメールのやりとりをする意味で使われます。コレポンで情報を集め、パソコンでまとめ、それらを現場運営に活かしていくわけですから、このポジションを担える方は“最強”なのです。いまや業界で“ひっぱりダコ”の職種で、ニーズが急増しています。
